先日は学生時代の同期と久々の再会。

新宿の居酒屋でゆっくり談笑。

この歳になると、話題は結婚か仕事の話が中心になる。

残念ながら結婚の話題には参加できない。

仕事の話題は大抵転職の話になる。

仕事も一通りこなせるようになり、ふとこのまま仕事を続けていいのかと考えはじめる時期だ。

思い描いた通りの人生を歩んでいる人は少ないと思う。

理想と現実の溝は深い。

自分自身はエンジニアから早々にドロップアウトした。

20代後半のときのこと。

転職を漠然と考え始めてからは5年以上、転職を決意してからも会社を移るまで1年近くかかった。

いまの仕事は楽しいが、賃金は安い。

「一度きりの人生。金銭より、夢が大切」などと子供じみたことを言うつもりはない。

生きていくには金銭は大切だし、夢や理想だけで食べていくのは正直、厳しいと思う。

実際、年収ベースではエンジニア時代の半分だ。

かろうじて生きていけているが、贅沢は出来ない。

しかしそれでも自分自身は満足している。

後悔はない。

友人はどうするのだろうか。

転職を打ち明けたとき友人に言われた。

「お前なら出来る。心配ない。」

そのことを友人は覚えているだろうか。

同じ台詞をいつか友人に伝えたいと思う。

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