ワインを楽しむためのワインブログ
前回のボトルサイズの記事は思いのほか好評だった。
一般のお客様もそうだが、同業者の中にも名前の由来までは知らなかったというスタッフもいた。
まぁ飲んだワインの感想やおすすめワインの紹介だけでは進歩がない。
ちょっと雑学的な内容も取り入れた方が読者の方も面白いのかもしれない。
と、味をしめたのでさっそくワイン雑学を。
さて、上の写真だがこれは我が家で勝手にコレクションされていくミュズレだ。
ご存知ないといけないので、簡単に紹介すると「ミュズレ」とは王冠のこと。
シャンパーニュなどのキャップシールを剥がしたときに最初に目に入る。
要はコルクを抑える金属のキャップだ。
海外ではコレクターも多い。
エチケットと違い、日本ではまだ一部の泡マニアだけがひっそりとコレクションしている。
各メゾンともデザインに凝っており、クラシックなデザインやイラストなど多岐にわたる。
メゾンによっては銘柄の一文字ずつをミュズレに刻印したりしている。
明らかにコレクター魂を焚きつけているようにしか思えないが。
そして一緒に映っているのが、シャンパーニュのコルク。
そして今回の主役はこちらだ。
よくシャンパーニュやスパークリングを飲む方ならお気付きかもしれないが、キノコ型コルクの底面に写真のような「流れ星」がデザインされているものが意外と多いのだ。
スパークリングと”流れ星”。
一体なんの関係があるのだろうか。
実はあの流れ星は1811年に最接近した大彗星(C/1811F1)なのだ。
この大彗星が地球に近づいたこの年、葡萄は大豊作となり、シャンパーニュも異例の大当たりの年となった。
この史実にあやかって上質なシャンパーニュになるように、との願いが込められている。
1811年、シャンパン・メゾンのペリエ・ジュエはこの年に創業し、ヴーヴ・クリコは初のヴィンテージ・シャンパーニュを生み出した。
そしてヴーヴ・クリコのロゴマークはこの彗星をモチーフにしている。
この200年間、シャンパーニュと”流れ星”は切っても切れない関係にある。
みなさんもシャンパーニュを抜栓するときは”流れ星”を探してみてはいかがだろうか。
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全く、デザイン気にしたこと無かったかも・・・
王冠にも色々あるんですね。
そのまま捨てていました。
最近のお気に入りの泡は
マリアランブルスコ(白)を選んでいます。
2011年9月27日 07:48 | な~お
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>な~おさん
ミュズレは素敵なデザインが多いですよ。
ミュズレボードというコレクション用のボード(コルクボードみたいなやつ)やファイルも売られています。
ぜひチェックしてみてください。
マリアランブルスコは甘口ですかね?
飲んだことないので、探してみます。
2011年9月27日 08:26 | 黒須 慧
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こんにちは。
いつも楽しく読ませていただいております。
ワインを売りにした店をしているので、このブログをうちのブログで紹介させていただきたいと思います。
もしご迷惑でしたら、ご一報ください。
今後も更新を楽しみにしてます(^^)
2011年9月30日 09:30 | フィリー
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>フィリーさん
ご紹介ありがとうございます。
楽しんでいただければ幸いです。
ただいま催事の真っ最中のため、ブログの更新はちょっと遅れるかも知れません。
2011年9月30日 10:27 | 黒須 慧