飲んではハイに 醒めては灰に      =今宵のワインを楽しむためのワインブログ=-サン誌 社説原文
さて、みなさんサンタクロースは実在するのだろうか?

これは1897年にニューヨーク・サン紙に実際に掲載された『サンタクロース』をめぐるちょっと素敵な物語だ。

有名な話だが、知らない方には知ってほしい。

私の好きな話のひとつだ。

1897年8月21日、ニューヨーク・サン紙に掲載された社説。

当時8歳のヴァージニア・オハンロンが父のすすめでニューヨーク・サン紙に手紙を送ったことからこの物語ははじまる。

へんしゅうしゃさま




わたしは8さいです。

わたしのなんにんかのともだちは、サンタクロースはいないといいます。

パパは「サンしんぶんがいうことならそのとおりだ」といいます。

どうかわたしにほんとうのことをおしえてください。




サンタクロースはいるのでしょうか?

当時、サン紙の論説委員であったフランシス・チャーチが、このヴァージニア・オハンロンの質問に対しての返事を新聞の社説欄に掲載した。

書き出しの一文はこうだ。

「ヴァージニア、あなたの友達は間違っています。」

そしてその社説でもっとも有名なフレーズがタイトルにした

”Yes, Virginia, there is a Santa Claus.”

『そうです、ヴァージニア、サンタクロースはいるのです』

という一文だ。

さらに『この世の中に、愛や、思いやりや、まごころがあるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです。』と続く。

この社説の原文は非常に長いので省略するが、目に見えないものを信じることの素晴らしさをゆっくり、そして深く説いている。

(原文を知りたい人は上の画像をクリックしてください。あるいは編集された絵本があるので探してください。)

そしてこの社説は1949年まで毎年、クリスマスが訪れる度に掲載された。

きっと子供や恋人の幸せを祈る気持ちがサンタクロースなのだ。

目に映るものだけが真実ではない。

信じられないことかもしれないが、それは確かに存在している。

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    また一つ
    いい話をありがとうございます
    v(―ω―)


    2010年12月22日 13:13 | Tom Scotta

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    >Tom Scottaさん
    有名な話なのでご存知の方も多いかと思いますが…
    今年もクリスマスにはどこかの社説で取り上げられるかも知れませんね。


    2010年12月22日 23:42 | 黒須 慧

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