毎週木曜日、テレビ朝日で「ナサケの女」というドラマがやっている。
国税局の査察官をモチーフにしたドラマだ。
最近は連続ドラマを見ることも少なくなったが、時間が合えば見ている。
今日、11日の放送分を見ていてちょっと気になるシーンがあった。
ドラマを見ている人はピンときたかもしれない。
今回、脱税するターゲットは山梨でワイナリーやマンションを経営する老人。
そのワイナリーの地下セラーのシーンに使われていたのが、シャトー・ルミエールの『ルミエール旧地下発酵槽』だ。—と思う。
文化庁の登録有形文化財に指定されている歴史ある地下発酵槽だ。
建設は明治34年。
保存庫にする際に発酵槽の壁は一部壊してしまっているが、その壁面には昔のワインのシミがしっかりと残っていた。
4月にお邪魔したが、いま思えば文化財の中で試飲をさせてもらえたのは幸運だった。
エンドロールまで確認できなかったが、恐らく間違いないだろう。
意外としっかり造られているドラマのようだ。
そして葡萄畑のシーンは中央葡萄酒の明野町にある畑だと思う。
ほんの5秒足らずのシーンだったが、あれだけ手入れの行き届いた畑はそう多くない。
まぁどうでもいい話なのだが、ちょっと気になってしまった。
ドラマすらまともな視点で見ていない。
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