飲んではハイに 醒めては灰に-仕込み水
永井酒造さんのご厚意により、水芭蕉の仕込み水を分けていただいた。

仕込み水とは日本酒を造る際に使用される水のことで、この仕込み水の善し悪しが完成する日本酒の味わいに大きな影響を与える。

水は日本酒の80%以上を占めるものだ。

その水質基準はとても厳格で、水道水と比べてもはるかに厳しい。

この仕込み水は醸造だけに使われるものではなく、道具や設備の洗浄やボイラー洗瓶などにも広く使われる。

その使用量は尋常ではなく、製造する日本酒に対して約20~50倍というとんでもないものだ。

日本酒の蔵は日本全国にあるが、その場所はどこも良質で豊富な水源がある。

なぜなら、『良質な米』は全国から運んでこれるが、『良質な水』は使用量が多すぎて運びきれないからだ。

それだけ大事にされている。

そして群馬県の永井酒造さんで使われる仕込み水は、谷川岳や、武尊山に降った雨や雪が長い年月をかけて湧き出したもの。

80年という年月をかけてやっと、川場村に流れ着く。

ふくよかで優しい口当たりで、やや甘みのある味わいだ。

ちなみに、蔵人の入浴に仕込み水を使う蔵元も多くある。

—日々の生活から酒造りは始まっているのだ。

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