仕事場で面白いアイテムを見つけてきた。
みなさんはポルトガルの酒と聞いてなにを思い浮かべるだろうか?
”ポートワイン”とすぐに思い浮かんだ方は恐らく酒飲みだろう。
”マディラワイン”が浮かんだならば尚更だ。
が、多くの方は一瞬では思う浮かばなかったのではないだろうか。
クイズではないのでタネ明かしすると、今回紹介するのはポルトガルはバイラーダ地方のエスプマンテだ。
アイテムはコンパニーア・ダス・キンタスの
ボルリード・ブリュットのN.V. 。
インポーターはモトックス。
定価は不明だが、購入金額は1,470円。
ご存知だと思うが、ポルトガルはスペインの隣。
実はワイン造りの歴史も古い。
葡萄の栽培は紀元前5世紀頃にはじまったといわれている。
スペインから独立後、12世紀頃には本格的なワイン造りが行われている。
その後、17世紀にマディラワインが生まれ、18世紀にはポートワインが生まれている。
どうだろうか。
なかには歴史の古さを意外に思われた方もいるのではないだろうか。
しかしこのポルトガルワイン、みなさんはかなり昔に歴史の授業で耳にしているはずなのだ。
その名は『珍陀酒(ちんたしゅ)』。
(赤ワインを意味する「ティント」が訛ったものだといわれている)
16世紀半ばにポルトガル人が鉄砲、キリスト教とともに日本に伝えた。
日本人がはじめて口にし、戦国時代の武将にも珍重されたポルトガル産の赤ワインだ。
一部の歴史教科書には記述があったはずだ。
こう思うとなじみ深い気がしてくるから不思議だ。
今回のアイテムはエスプマンテ(スパークリングワイン)だが、これが思いのほか良くできている。
葡萄品種はマルヴァジア・レイ種34%、ラボ・デ・オヴェーリャ種33%、セルシアル種33%。
味わいはさっぱりとした辛口。
溌溂とした酸があり、柑橘系のニュアンスが強い。
熟成期間は短いものの、瓶内二次発酵で造られるので泡のキメもほどほどに細かい。
この時期なら鍋料理と合わせても美味しいと思う。
泡好きなら試してみるのも面白いだろう。
気を抜くと、すぐに目新しいアイテムが輸入されている。
またひとつ、勉強することが増えてしまった。
しかし今夜は飲むことに専念する。
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その昔 マティウス・ロゼという
サントリーが輸入してたもの
ポルトガルだった気がするけど
記憶違いか?そう云えば最近見かけないなあ
(―ω―)
2011年1月11日 01:00 | Tom Scotta
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>Tom Scottaさん
流石ですね(笑)
マテウス・ロゼはポルトガルです。
まだサントリーさんが輸入していますよ。
フーデックスなどのイベントでもポルトガルのワイナリーが輸入業者を見つけるために出店しています。
今後おそらくポルトガルワインの輸入が増えていくのではないかと思います。
2011年1月11日 10:18 | 黒須 慧
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黒須さんこんにちは。
先日はコメントありがとうございます。
嬉しいです。
ステキなワインがズラリですね~
うっとりしてしまいました(^^ゞ
はい泡好きです(^^ゞ
とってもおしゃれなボトルでおいしそうです。
私は全くワインに詳しくないのですがワインは大好きです(^^ゞ
ワインの紹介楽しみにしています。
2011年1月12日 21:53 | 黒須 慧
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こんにちは~
先日はコメントありがとうございます。
ワインの専門家の方だったのですね~
キラキラして美味しそうなワインですね。
今度探して見ます。
2011年1月13日 11:53 | ぷらうど
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>ぷらうどさん
わざわざご訪問ありがとうございます。
専門家というほど大層なものでもありませんが(笑)
紹介されていた料理ですが、なかなか大きなマッシュルームって売ってないものですね…
はやく試してみたいです。
2011年1月13日 13:00 | 黒須 慧