無事にウイスキーフェスティバルも終わった。
というか試食の用意が忙しすぎてほとんど会場にでることなく、厨房にこもっていた。
さてその大人気だった試食のアイテムだが、
写真の通りスモークサーモン だ。
ご存知かと思うが、スコットランドのスモークサーモンは有名だ。
が、このブログで紹介するスモークサーモンが普通のスモークサーモンであるはずがない。
実はこのスモークサーモン、ウイスキーマリネと呼ばれる代物だ。
なんとスコッチの銘酒グレンゴインの21年でマリネしてからスモークしているのだ。
そしてそのスモークもウイスキー樽をチップにしたものを使っている。
脂もしっかりしているが、口に含むとほのかにウイスキーの香りがある。
モルトのつまみには最高の一品だと思う。
せっかくなのでマリネに使われているグレンゴインも簡単に紹介しよう。
グレンゴインは1833年創業。
南ハイランドを代表するモルトウイスキーだ。
そしてスコットランドでもっとも美しい蒸留所と言われている。
その特徴はピートをまったく焚き込まない上品でエレガントな味わいだ。
その造りはアイラ系のモルトの対極にあるといえるだろう。
特徴的なモルトが注目されがちだが、こういったものもたまには楽しみたい。
そしてこの蒸留所の裏手には面白い樹がある。
それは実在したスコットランドの義賊、赤毛のロバート・ロイ・マグレガーが市民のためにイギリス貴族から拝借(無断で)した金を隠していた場所だと言われている樹だ。
ロブ・ロイという通称の方が有名かもしれない。
カクテルの名前の由来にもなっている。
別名パーフェクト・マティーニと呼ばれるこちらもオススメだ。
寒い日が続いている。
本格的な冬まであと一歩だ。
暖かい部屋で檸檬を搾ったスモークサーモンをつまみながらモルトを楽しむ。
好きな音楽でもあれば完璧だろう。
これなら寒い冬も悪くない。
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