ウイスキーフェスティバルも明日に迫った。
もう予習は済ませたので、あとは明日を迎えるだけ。
いまから楽しみだ。
このところワインを紹介してきたがせっかくなのでウイスキーでも紹介しよう。
が、私の好きなハイランドパークもフェイマスグラウスも切れている。
迷ったが、ちょっとマニアックだがタリスカーでも紹介しよう。
今回用意したボトルはタリスカーの18年。
タリスカーはスカイ島唯一の蒸留所だ。
スカイ島はインナー・ヘブリティーズ諸島最大の島。
その名は島の形が翼を広げた姿に似ているからだと言われている。
そしてスカイ島の別名は「霧の島」。
これはスカイ島のゲール語名だ。
海洋性気候のスカイ島は一年中、霧に包まれている。
タリスカーはその力強く独特なスパイシーな香り、そしてスモーキーな風味から「男らしいモルト」のひとつとして取り上げられることも多い。
しかしながら、そのフィニッシュは思いのほかエレガントで柔らかい。
その二面性がタリスカー最大の魅力ではないだろうか。
そしてこのタリスカーを愛したのが作家のロバート・ルイス・スティーヴンソンだ。
彼は「酒の王者として思いつくのはタリスカー、アイラ、あるいはグレンリヴェット」と言っている。
代表作のひとつは『ジキル博士とハイド氏』(原題The Strange Case of Dr. Jekyll and Mr. Hyde)。
二面性のあるものに人間は惹かれる。
特に男は。
そうして男は深みに嵌まるのだ。
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます。
- 孤高のグラッパ 『BERTA BRIC DEL GAIAN』
- 百年に一度咲く花。それから生まれる酒。
- イギリスで誕生したプレミアム・ジン 『BOMBAY SAPPHIRE』
- 好きになるか、嫌いになるか 『ラフロイグ 10year』
- 最果ての蒸留所。
SECRET: 0
PASS:
ウイスキー 苦手です。
何度かトライしたものの、美味しいと思ったことが、まだありません。
昔、仕事で飲んでた時の薄い水割りのイメージしかないなぁ……‥
2010年11月27日 23:31 | アヤ
SECRET: 0
PASS:
>アヤさん
私もそんなに得意ではありませんよ(笑)
水割りは「カクテル」なので作る人間の腕が出ます。腕のいいバーテンダーさんの造った水割りは美味しいですよ。
私はへっぽこですので、上手に作れるのは10回中1回といったところでしょうか。
ぜひ、機会がありましたらバーテンダーの作る水割りを試してみてください。
女性向け、という言葉はあまり好きではありませんが、サントリーが女性をターゲットにした「スプリッツ アオヤマ」という店を表参道駅近くにオープンしていますよ。
2010年11月28日 08:11 | 黒須 慧
SECRET: 0
PASS:
いやあ いい記事ですねえ(^-^)
タリスカー 実に美味いですよね
10年しか飲んだことありませんが 余力が出来たら18年も味わいたい! ちょっと高めな度数もいいですよね (最近ちょっとご無沙汰ですけど 仙台ではやまやにあるなあ)
ホント 部屋の照明を落としてロックグラスを傾けながら お気に入りの音楽と伴に…
Alan Pasqua とか
最近マイブームな Kyle Eastwoodなんか
聴きながらね (^―^)
で ピンポイントとは さらに グレンリヴェット
こちらはワタシをシングルモルトに引き込んだ浜松の友人のベストチョイス!
実にピンポイントなチョイスですね
v( ̄ε ̄)
2010年11月30日 13:28 | Tom Scotta
SECRET: 0
PASS:
>Tom Scottaさん
ウイスキーは話のネタとしてですが、”孤高”とか”最果て”といったフレーズが好きです。
そういった触れ込みがあるとついつい取り上げたくなりますね…
音楽とお酒は相性がいいですね。
しっとりと音楽を楽しむにはウイスキーやダーク・ラム、ブランデーなど茶色い強いお酒が合う気がします。
ワインでは華やかすぎですし、ホワイトリカーでは厚みが足りないのかも知れません。
ほかにもオススメのお酒がありましたら教えてください。
2010年11月30日 13:44 | 黒須 慧