飲んではハイに 醒めては灰に-ボンベイ・サファイア
久々にジン・トニックが飲みたくなった。

大雨の中、ライムを買いに出る。

トニック・ウォーターはウィルキンソンの買い置きがあるので問題ない。

ライムとトニックを用意し、冷凍庫を開けたところでゴードン・ジンが切れていた。

中にはフィンランディアとバカルディのホワイト、そしてボンベイ・サファイアのみ。

ボンベイ・サファイヤはロックかストレートで飲むのが美味い。—と個人的に思う。

結局ジン・トニックは諦めて、ボンベイ・サファイアを飲むことにした。

一体、何のために買い物に出たのだろうか。

ボンベイ・サファイアといえば神秘的なペール・ブルーのボトルが特徴的だが、その製法もまた特徴的だ。

通常ジンは5種類程度のボタニカル(植物や種子、根など)をグレーン・スピリッツに直接浸漬して造られる。

しかし、ボンベイ・サファイアは銅の籠に入れたジュニパー・ベリーなど10種のボタニカルに気化したグレーン・スピリッツを通すことで香味成分を移す。

この方法だとボタニカルに含まれる雑味成分が溶出しにくい。

これはヴェーパー・インフュージョン製法と呼ばれ、ボンベイ・サファイア独自の製法だ。

こうして抽出された原液は、英ウェールズのヴェルヌイ湖の天然水とブレンドされる。

こうして繊細で華やかな香りを纏ったプレミアム・ジンが完成する。

やっぱりボンベイ・サファイアはゆっくりシンプルに味わうのが一番だ。

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