2010年2月27日、チリ中部で起きたチリ大地震。
遠く離れた日本にも津波がやってきた。
今回の地震の中心は首都サンチャゴの南南西340km付近。
クリコ・ヴァレーからマウレ・ヴァレーのあたりはワイン生産の拠点だ。
南半球であるチリは葡萄の収穫がこの時期に行われる。
収穫を終えたワイナリーは仕込みに入っていることも多く、被害は甚大。
倒壊したステンレスタンクがワイナリーに転がっている映像は衝撃的だった。
タンクからこぼれだしたワインがしみ込んだ大地は赤く染まって、ワインの香りが漂っているらしい。
ワイナリー大手のコンチャ・イ・トロも一定期間の間、生産を中止することを発表した。
2010年産のワイン市場に大きな影響を与えることは間違いない。
蔵出し価格も当然上がるだろう。
一刻も早く、被害に遭われたチリの人々、ワイナリーの救済が行われることを願う。
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