ワインブログ 飲んではハイに 醒めては灰に
- » ワイン » 亡霊は再び… 『BOGLE phantom 2007』
今年もグロフィエのレ・ザムルーズに出番はなかった。
ここでクリスマス特集も一旦終了して、いつも通りワインを紹介していこう。
今回紹介するのはカリフォルニアワインだ。
これがまたとんでもなく美味い。
写真はボーグルのフラッグシップワインである”ファントム”の2007年。
”亡霊”の名を冠するワインだ。
意識した訳ではないが、クリスマス明けの一発目がなんともな名前のワインになってしまった。
インポーターはオザムワイントレーディング。
価格は4,725円だったと思う。
ボーグルはカリフォルニアはクラークスバーグ地区のワイナリー。
その歴史は1968年にボーグル親子が20エーカーの畑に葡萄を植えたことからはじまる。
苦労はあったものの、努力を惜しまず手入れをされた葡萄の品質は高く、彼らのワイナリーは成功を収めていく。
「クラークスバーグから世界一のワインを生む」という目標のもと、優良生産者としての地位を確立している。
中でもファントムの品質は高い。
年会生産量も非常に少なく、日本への輸入量もごく僅かだ。
ファンはみな、欠品してから翌年再び現れる”亡霊”を待ちわびているのだ。
セパージュはプティ・シラー53%、オールドヴァインジンファンデル44%、ムールヴェードル3%。
1～3年使用されたアメリカンオーク樽で2年間熟成される。
色調は深いルビー色。
タンニンも柔らかく、口当たりはまろやかだ。
ブラックベリーを主体とした香りに加え、カカオ、胡椒、アニスを思わせる複雑な香りがある。
味わいのピークはデキャンタージュしなければ抜栓から3～4日目。
味は落ち始めるが一週間くらいは楽しめる。
はじめて飲んだ時は衝撃を受けたが、いまではすっかり虜になっている。
フルボディのワインが好きなら迷わずおすすめしたい。
バレンタインにチョコレートを合わせても楽しめると思う。
が、ネーミングは相応しくない。
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます。
- イタリア最高峰のバルベラ 『il Baciale Monferrato Rosso 2007』
- ムートンの元醸造長が手掛けるワイン 『Chateau Haut-grignon 2007』
- 白桃を連想させる豊かな香り 『LOS HAROLDOS Trrontes 2007』
- モーゼルの心 『Herz der Mosel 2007』
- 三ツ星レストラン『タイユヴァン』。
最新の記事一覧
スポンサードリンク
Copyright(c) 2024 ワインブログ 飲んではハイに 醒めては灰に All Rights Reserved.
SECRET: 0
PASS:
ご紹介のワインぜひ飲んでみたいと思います。リーズナブルで旨い。がいいですね。
2010年12月26日 16:49 | FLOWER NET SHOP”87co.”店長すみれ
SECRET: 0
PASS:
＞FLOWER NET SHOP”87co.”店長すみれさん
このワインはおすすめですよ。
ボーグルのシリーズはどれも美味しいです。
スパークリングも絶品です。
2010年12月26日 19:07 | 黒須 慧