さて、二月になってしまった。
歳のせいか、恐ろしい速度で月日が流れていく。
このままでは今年も一年あっという間に過ぎてしまうのではないだろうか。
という訳でここから本格的にバレンタインに楽しめるアイテムを紹介していく。
ワイン、日本酒と紹介してきたので、今回はカクテルでも紹介しよう。
今宵のアイテムは
カネッラ社のロッシーニとベリーニ 。
ロッシーニはプロセッコをベースに苺をブレンドしたカクテルだ。
カネッラ社のロッシーニに使われる苺は北イタリアのセンガ・センガーナ種を使っている。
苺は人の目で選果したあと、丁寧に水洗いしピューレにする。
そしてカネッラ社のプロセッコと合わせて完成だ。
ロッシーニという名前の由来はオペラの作曲家であるジョッキアーノ・ロッシーニだ。
代表作は「アルジェのイタリア女」、そして「セビリアの理髪師」。
残念ながら私はオペラに疎いのでロッシーニの作品は「セビリアの理髪師」しか知らなかった。
フィガロの三部作の一作目といえば聞いたことがあるのではないだろうか。
美食家としても知られるロッシーニは、37歳のときに作曲家を引退し、料理の道に入っている。
ちょっと珍しい経歴の持ち主だ。
ステーキにトリュフとフォアグラを合わせた「牛フィレ肉のロッシーニ風」などの生みの親でもある。
そしてベリーニ。
ベリーニはご存知の方も多いと思うが、プロセッコに白桃を合わせたカクテル。
ヴェネチアで生まれたイタリアを代表するカクテルだ。
カネッラ社では葡萄畑の隣に自社の白桃の畑があり、その白桃を使っている。
白桃はマリア・ビアンカ種でジュースではなく、果肉ごと使用するのが特徴だ。
さすがに産地が同じだけあって、プロセッコとの相性もいい。
そして色づけに少量のフランボワーズが使われている。
ベリーニの名前の由来はルネサンス期の画家、ジョヴァンニ・ベリーニだ。
自身の作品に鮮やかなピンクを多く用いた。
どちらのカクテルも瓶詰めとは思えないほどクオリティが高い。
果肉の風味が上品に引き出されていて、ベタつかずいやらしい甘さがない。
下手なダイニング・バーで飲むよりも美味しい。
価格も税込みで1,890円。
セールならもうちょっと安く手に入る。
インポーターはボンド商会だ。
アルコール度も5%と低く、アルコールに弱い女性でも楽しめる。
男性なら辛口のプロセッコで割ってもいい。
個人的にはシャーベットにするのがおススメだ。
ところで何故、芸術家には酒が捧げられるのだろうか。
アブサンも芸術家に愛された酒だ。
さすがに『飲まなきゃやってられない』ということはないと思うが。
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いつも楽しく拝見させて頂いてます。
二人とかでも飲みきれないしな~って思ってたのですが、そうですね。一杯目はそのまま、二杯目はプロセッコで割って、三杯目以降は、私はプロセッコを頂き…(どんだけ飲むんだか(笑))
残りはシャーベット!
ぜひトライしてみます(≡^∇^≡)
2011年2月1日 21:20 | ココロコ
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>ココロコさん
ご覧いただき、ありがとうございます。
意外と飲み口がいいので、いろいろ楽しんでみてください。
お好みでフルーツを添えても美味しいですよ。
ラインナップにはミモザもあるんですが、写真を撮れなかったので、今回はスルーです。
また遊びに来てください。
2011年2月1日 22:04 | 黒須 慧