たまにワインに合わせて作る料理なのだが、紹介するのを忘れていた。

ちょっとバレンタインは忘れて、今宵は料理をメインに。

この料理、特別名前はないのだが、強いて言うなら『地鶏のバルサミコ・バターソース』といった感じだろうか。

簡単に作れて美味しい。

興味のある方はぜひ試していただきたい。

私は鶏肉と豚肉が好きなので、どちらかで作ることが多いが牛肉でも美味しい。

ちなみに白身魚でもいい。

そう、この料理のポイントはソースなのだ。

イタリアンのシェフに教えていただいたのだが、簡単すぎて笑ってしまう。

しかも何にでも合うという万能さがいい。

ソースの作り方は簡単だ。

材料は3つだけ。

一人分なら

バルサミコ酢　大匙2

醤油　大匙2

バター　5g

バルサミコ酢と醤油の香りはびっくりするほど相性がいい。

フライパンにバルサミコ酢と醤油を入れて火にかける。

2/3ほどに煮詰めたら、火を止めてバターを入れ、乳化させる。

以上だ。

色々バリエーションを試したが、バルサミコ酢は安くていい。

熟成しているものは美味しいが、このソースに使うにはもったいない。

逆に醤油はちょっとだけいいものがいい。

バターは何でもいいが、マーガリンでは力不足だ。

比率は1:1としたが、個人的には4.5 : 5.5くらいにしている。

まぁ目分量だが。

バターは入れすぎるとコクが出すぎるので、少しでいい。

食材が白身魚なら気持ち多くするのがいい。

あとはローストした食材にかけるだけだ。

今回、付け合わせは空芯菜の新芽に粉チーズを振って同じソースをそのままかけた。

合わせるワインは南フランスはルーションのラ・パッションのグルナッシュ100% にした。

ヴィンテージは2008年。

一年半くらい前に購入したものを引張りだした。

リアルワインガイドの表紙を飾ったこともある安旨ワインだ。

たしか1,000円ちょっとだったと思う。

料理も美味い。ワインも美味い。

食材もワインもたいしたものではないが、幸せを感じるには十分だ。

私の幸せのハードルは低い。

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