ワインは葡萄からできている。
当然だが、葡萄由来の果実香がワインの特徴だ。
もっとも特徴的なのはベリー系に代表される果実のニュアンス、そして花やハーブなどの植物由来のニュアンス。
あるいはヴァニラやシナモンなどのスパイス系の香り。
みなさんもワインを飲んでいてそれらを感じたことはあるはずだ。
しかし今回紹介するワインはちょっと違う。
完全にモカやカカオなどのコーヒーの香りがする。
当然ながら同じニュアンスをもつチョコレートとも相性がいい。
その名も
カフェ・カルチャー 。
南アフリカで造られるワインだ。
インポーターは国分ワイン。
価格は忘れたが、セールなら1,000円台半ばで買えるはずだ。
生産者はKWV。
みなさんも安いワインなどで目にしたことがあるのではないだろうか。
よく安ワインの生産者と勘違いされるのだが、実はそんなことはない。
KWVは1918年に誕生した『南アフリカ葡萄栽培協同組合』の略称。
南アフリカ最大の輸出業者であり、同時に指導的な立場でもある。
加盟しているのは約4,500の農家。
南アフリカのワインを世界に発信していくのが大きな目的なのだ。
主な輸出先はフランス、ドイツ、イギリス、アメリカ、日本など30ヶ国を超える。
南アフリカワインの最大の特徴はピノ・タージュ種という葡萄品種だ。
ピノ・タージュが生まれたのは1925年。
いまや南アフリカを代表する品種となった。
実はピノ・ノワール種とサンソー種の交配品種。
ピノ・ノワールとサンソーの別名であるエルミタージュとをくっつけた名前だ。
このカフェ・カルチャーもピノ・タージュ100%で造られる。
味わいは濃く、果実味が強い。
カフェの名の通りモカやカカオの芳ばしい香りがある。
実は樽の焦がし方に秘密がある。—らしい。
やや独特な処理をすることによってこの香りを演出している。
ビターなチョコレートやラズベリーと合わせると美味しそうだ。
しかしコーヒー・ブレイクまでワインを飲み始めたら終わりかもしれない。
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好きですピノタージュ♪
あの安さであの美味しさは販促……いや反則(笑)
ですよね。
このワイン今度買ってみま~す。
どこで見たんだっけ(汗)
2011年1月26日 23:38 | KAZU
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>KAZUさん
正直、私はピノ・タージュ苦手なんですよ…
嫌いなわけじゃないんですが。
カフェ・カルチャーはそんなことないんですが、ピノ・タージュって醤油マヨネーズみたいなちょっとオイリーな香りがありませんか?
カフェ・カルチャーは結構扱っているところは多いと思いますよ。
定価だとけっこういい値段なんですよね。
ぜひ試してみてください。
2011年1月27日 00:23 | 黒須 慧