8月も終わろうとしている。
明日から本格的な催事が始まる。
しばらくは忙しく充実した日々が過ごせそうだ。
景気づけにたまにはいいワインを抜栓しよう。
というわけで、今宵のワインは
シャトー・ド・フォンベル 。
ヴィンテージは2000年。
インポーターは伏見ワイン。
横浜の催事の際に購入した。購入額は4,725円。
サンテミリオンのグラン・クリュ、しかも優良年である2000年のワインとしては破格と言っていい。
実際、催事で売り切れてしまったのだが、インポーターさんにお願いして特別に一本用意してもらった。
このシャトー・ド・フォンベルは”貧乏人のオーゾンヌ”と呼ばれるワインだ。
シャトー・オーゾンヌはサンテミリオン地区最上の赤ワインのひとつ。
シャトー・シュヴァル・ブランと双璧をなし、ともにプルミエ・グラン・クリュ・クラッセA(特別第一級A)に君臨する偉大なワイン。
まさに貧乏人には手が出ない。
そしてシャトー・ド・フォンベルはオーゾンヌの現当主、アラン・ヴォーティエが所有するシャトー。
畑もオーゾンヌの南に隣接し、土壌も非常に似かよっている。
そのうえ醸造もオーゾンヌのスタッフが手掛けている。
まさにオーゾンヌの流れを汲むワインのひとつだ。
(同様にシャトー・シマールもアラン・ヴォーティエが支配人を務めている。これも美味しいワインだ。)
セパージュはメルローが66%。残りがカベルネ・ソーヴィニヨンとカベルネ・フラン。
色調は深い紫。
香りはベリー系のニュアンスに加え、ややスパイス香も感じられる。
10年経っているとは思えない程若々しい。
オーゾンヌほどではないにせよ、完熟した葡萄の風味に加え、柔らかさと力強さを兼ね備えている。
普段飲みに使えるほど優雅な生活ではないが、年に一度くらいなら手が出せる。
貧乏人にはそれが精一杯の贅沢だ。
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こんばんは! 初めてコメントさせて頂きます。
このワインのインポーター、伏見ワインさんなのですねっ! 伏見ワインさんが開催されているドイツワインセミナーなどにたまに参加しているのですけれど、ドイツだけじゃあなくって、フランスワインもこのようなラインナップ、扱っていたのだな~と、ちょっと驚きでした。
私もここのところ、白ワインばっかりだったので、9月に入って、そろそろしっとり、赤ワインも飲みたいな、と思っていたので、こちらのワイン、飲んでみたくなっちゃいました。 探してみます!
これからも、ブログ、楽しみに拝見させて頂きますね!
2010年9月1日 22:58 | 黒須 慧
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乱筆にて失礼致します。
もしよろしければ、このワインへのお言葉を下さいまし。。。
Le Haut-Medoc de Giscours 2006
やっぱりワインは、人見知りなんでしょうか???
それとも、ワイン党だけに通じる特殊な言語を使ってるんでしょうか???
2010年9月2日 00:42 | のんだくれ
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>のんだくれさん
”お言葉”ですか?
テイスティングコメントってことですかね?
正直、2006年は飲んだことないんです。すいません。
以前に仕事で03を試飲したことがありますが…
03は堅く香りも開いていませんでしたが、そのポテンシャルは価格以上だった記憶があります。
個人的にマルゴー村のワインは好きです。タンニンが柔らかく、全体的に優しい印象があります。
ル・オー・メドック・ジスクールは格付け3級のchジスクールの系譜を組むワインです。
ジスクールの畑はマルゴー村とそこから外れたオー・メドック地域から成り立ちます。
ジスクールと同じ醸造チームがオー・メドック地域の畑の葡萄から造ったワインがル・オー・メドック・ジスクールです。
そういった意味ではフォンベルと似ていますね。
オリジナルとは確かに異なりますが、その流れを感じることはできます。
メルロー比率も高いため、若いうちでも比較的青臭さもないかと思います。
参考になりましたでしょうか?
2010年9月2日 23:22 | 黒須 慧
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とはいえ、フォンベルと違って価格も価格です。
あまり過度の期待はおすすめしません。
あくまでも価格以上のポテンシャルがあるということです。
合わせるなら干しブドウなどシンプルなものがいいかもしれませんね。
ワインの穏やかさがわかりやすくなると思います。
長くなってすいません。
2010年9月2日 23:33 | 黒須 慧