飲んではハイに 醒めては灰に-Dalheimer Kranzberg
今日もいい天気だった。

すっきりと気分も晴れやかだ。

そろそろ梅雨が近づいてきている。

青空が見られるのももう少しで終わりかもしれない。

店内で仕事をしているのであまり天候は関係ないのだが、せっかくなのでこの天気に合いそうなワインを抜栓することにした。

抜栓したのはダルハイマー・クランツベルク ソーヴィニヨン・ブラン トロッケン 2007。

たしか三越本店のドイツフェアで購入したはずだ。

価格は1800円程度だったと思う。

輸入しているのは八田ワインだ。

毎度のことだが、八田ワインのセレクションは面白い。

このワインはドイツはラインヘッセンで造られる辛口白ワイン。

ラインヘッセンではリースリングやシルヴァーナ、リヴァナーといった品種が栽培されている。

しかし、この白は珍しくソーヴィニヨン・ブラン種から造られる。

ソーヴィニヨン・ブランは世界的にも人気のある品種だが、ここ数年、ドイツでも生産量が増えてきている。

特にファルツやラインヘッセンといった地域では評価の高いワインも生まれているのだ。

色調は淡いイエロー。

白い花の香りに、うっすらとハーブ香や東洋のスパイス香がある。

なんだか不思議な感じだ。

味わいは思ったよりも果実味が強い。

バナナやパイナップルのような熟した果実感もあり、後味には硬質なミネラル感がある。

なんだか不思議な感じだ。

ドイツのソーヴィニヨンに感じられるライムやレモンの香りはあまり感じられない。

なんだか不思議な感じだ。

美味しいのだが、飲めば飲むほど頭を悩ませる味わいだ。

最後の最後で気分がすっきりしない。

天気に合わせるなら、ロワールの白でも開けるべきだった。

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  5. エイプリル・フール。
コメント一覧
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    いい天気ですよねぇ。
    この時期、泡モノもいいけど、ソーヴィニオン・ブランもいいですよね。
    ロワール!NZのマルボロ!いいですよね。
    ドイツでも造られてるんですね。
    ドイツのぶどう品種って言うと、○○ナーとか、○○ガー的なものでしたよね。あと、何と何の交配とか。
    今度、探して飲んでみます。
    ブログタイトル『飲んでハイ、醒めて灰』
    いいですねぇ。わかる~ぅ(●^o^●)


    2010年6月4日 08:31 | 酒類探検家

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    ドイツのソーヴィ二オンは飲んだ記憶がありません。飲んでみたいですね。


    2010年6月7日 10:11 | ワイン好きボヘミアン

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    徐々にドイツでもSBが増えているようですね。
    イギリスなんかもドイツ系の交配品種が多く栽培されています。
    これからの時期にはイギリスワインも面白いと思います。


    2010年6月7日 10:22 | 黒須 慧

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