今回はチーズの話でも。

先日、仕事先のワインフェアでワインを楽しむためのセミナーが開催されていた。

セミナーは無料。

「ワインの”おいしくない”飲み方」

「生ハム食べ比べ」

「カリフォルニアワインのいま」

など、日替わりで毎日数回のセミナーが行われている。

気軽に家庭でワインを楽しむために役立つ内容ばかりだ。

しかも各講座の講師がこれまた豪華だ。

田崎真也ワインサロンの専任講師の進さん、フレンチレストラン「ル・プティ・トノー」の現役ソムリエ、カリフォルニアやドイツのインポーターの社長など。

個人的には有料でも受けたいくらいだ。

その中で「チーズプラトーの実演」という講座があった。

チーズプラトーはいわゆるチーズの盛り合わせプレートだ。

最近はレストランだけでなく、ワインバーなどでもオンリストされている。

講座を担当したのは総合食品商社である日食の井上裕子さん。

2009年にチーズの知識と取り扱い技能を競う2年に1度のコンクール「インターナショナル・カゼウス・アワード」で日本代表として準優勝を果たした。

当時28歳の最年少でフランスチーズ鑑評騎士に選ばれた実力者だ。

実は井上さんとは何度となく仕事をご一緒している。

ひとつふたつ彼女が年下なのだが、ちゃきちゃきした気のいいねーちゃんといった感じだ。

いい意味で。

世代も同世代なので気持ちよく仕事ができる。

売場にいるとセミナーを終えた井上さんがセミナーで残ったチーズを持ってきてくれた。

「セミナーでチーズ残ったから食べて~」

ぺらぺらの紙皿の上にはそれぞれ色々な形にカットされたコンテ、ブリー、ブルーチーズ、パルミジャーノが適当に並んでいる。

そして試飲用のワインを片手に、もらったチーズを食べる。

フェアの売場で普通に売っているチーズなのだが、これが美味い。

温度のせいもあるのだろうが、ブリーはバターのようにクリーミー。

コンテはナッティでコクがあり、ブルーチーズの塩気も程良い。

もう一口、もう一口とついつい手が出てしまう。

上手いことそれぞれの美味しさを引き出すように美味いことカットされているのだろう。

改めて温度やカットの形の大切さを認識した。

冷蔵庫から出して、一口大にカットするだけでは本当の味わいは楽しめないのだ。

いい勉強になった。

みなさんもワインと合わせてナチュラルチーズを楽しんでもらいたい。

紙皿でも一級のチーズプラトーだった。

この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます。

  1. The seasoning uses the good one.
  2. 吾輩の辞書に”夏バテ”の文字はない。残念ながら。
  3. クリスマスディナー。
  4. ゴルゴンゾーラのペンネ。
  5. 二日酔い。
コメント一覧
  • SECRET: 0
    PASS:
    ご無沙汰です。
    >>先日、仕事先のワインフェアでワインを楽しむためのセミナーが開催されていた。
    このセミナー豪華ですね。
    もしできれば、次回出たいくらいです。(笑)


    2010年11月10日 20:39 | gakuchi

  • SECRET: 0
    PASS:
    >gakuchiさん
    ぜひ機会がありましたら参加してみてください。
    日本におけるドイツワインのドンである伏見ワインの黒川社長の講座もありました。
    リースリングがいかに素晴らしい品種か懇切丁寧に説明してくださいます。
    gakuchiさんご自身のドイツワイン経験と合わせればより楽しめるかもしれませんね。


    2010年11月10日 21:02 | 黒須 慧

トラックバック一覧

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

*

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong> <img localsrc="" alt="">

トラックバックURL

ページ上部に