飲んではハイに 醒めては灰に-山廃純米末廣
仕事先で父への土産に購入した日本酒。

値段は安いが、父の口には合うだろう。たまには親孝行も必要だ。

末廣酒造は福島県は会津の酒蔵。

創業は嘉永三年。現在まで150年間にわたって良質な日本酒を造り続けてきた。

末廣酒造のこだわりは本当の意味での地酒。

地元の水、地元の米、そして会津杜氏の匠の技で生み出される酒だ。

そしてその最大の特徴は山廃仕込み。

生?造りの山卸しとう作業を廃止する仕込み方を創始した時の醸造技術者、嘉儀金一郎。

その技法を直接習得したのが末廣酒造だ。

明治末期、嘉儀金一郎を招聘し、試験醸造したのが末廣酒造嘉永蔵。

以来”嘉儀式”として伝承されている。

そういった意味では元祖山廃仕込みとうことになるだろうか。

山廃独特の濃醇な味わい。そして奥行きのある香り。

角のない丸みのある口当たりは末廣の特徴だ。

寒さもぶり返してきた。

ぬる燗にしてもきっと旨い。

結局、ほとんど自分で飲むことになりそうだ。

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    はじめまして!
    山廃と聞き、思わず書き込んでしまいました。
    秋田にも飛良泉という山廃の酒がございます。
    非常にコストパフォーマンスが良い酒と思っております。
    機会がありましたら是非!


    2010年4月3日 23:21 | てとらぽっつ

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    てとらぽっつさん、コメントありがとうございます。
    飛良泉さんも山廃こだわりの酒蔵で美味しいですよね。飲んだことあります。
    ほかにも美味しいお酒があればご紹介ください。


    2010年4月4日 22:08 | 黒須慧

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