ワインの整理



今年も残すところあと2週間。

年末年始は酒業界の繁忙期なので忙しい。
いつものことだがバタバタとしている間に、気がつけば年を越している。

来年はついに1月1日も仕事になり、正月気分は完全にお預けとなってしまった。
まぁ零細個人事務所はありがたいはなしでもあるのだが。

それも結局、お年玉として搾取されるかと思うと、いったい何のために働いているのかとも思う。


と、個人的にはあまり歓迎ムードではない年末年始なのだが、家の中はというと慌ただしい。

そう、大掃除だ。


事務所として使用している部屋は年末年始もフル稼働だし、寝室はベッドと書棚だけなので、汚れていることもない。

あまり関係ないかと無視していると、階段裏やら玄関やらから大量のワインが発掘されてしまった。

これを整理せよとの命令が下ってしまい、困惑している。

ドミニク・ローランやらルー・デュモンなど名だたるブルゴーニュの銘酒に加え、シャス・スプリーンの00年やランシュ・ムーサの95年。ボランジェをはじめとしたシャンパーニュが数本。
木箱に入ったボルドーの6本セットやらレイトハーヴェストのケルナー、ニューワールドのピノやバンフィのバローロまで。

こいつらはいったいどこに隠れていたのだろうか。
あっという間にキッチンとシンクがワインでいっぱいになってしまった。

あげく階段裏の収納の最深部に『2008ヌーボー』と書かれた段ボールが2ケースほどチラ見している。

もうどうすればいいかわからない。
整理する気にもならない。


いくらか試飲して処分するにしても、3ケースほどは残りそうだ。
こっそり隠せるレベルの存在感ではない。

こうなったら仕事部屋にデイセラーでも導入するしかないか。

とりあえず、しばらくは彼らを順番に消費していこう。



意外とリッチな年末になりそうだ。



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