シャトー・ラフィット・ロートシルトは、2009年ヴィンテージから偽造ボトル対策として、「プルーフタグ」と呼ばれる特殊な真正認証シールを導入することを発表した。カリュアド・ド・ラフィットは2010年ヴィンテージより導入する。
複製不能なバブルコードと13ケタの英数字を記載したシールを、キャップシールとボトルのネックをまたぐ形で張り付ける。シールは一度はがすと再利用ができない。
このコードをシャトーのウェブサイトで入力すると、データベースでワインの真正性が確認できる。
シャトー・ラフィットが人気の中国圏を中心に偽造ボトルが氾濫しており、その対策として実施される。プルーフタグはすでにいくつかのシャトーが導入しており、一級シャトーではシャトー・マルゴーやシャトー・ラトゥール、サンテミリオンではシャトー・オーゾンヌなど。ブルゴーニュの人気ドメーヌも導入実績がある。
リリースから飲むまでに「熟成」というタイムラグが発生するワインでは真贋の見極めが難しい。高級ワインとなればなおさら。個人取引やオークションなどでは注意が必要だ。
【参考:読売新聞】
この記事を読んでいる人はこんな記事も読んでいます。