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2011年ヴィンテージのボルドーのプリムール(先行取引)が佳境を迎えつつある。

1級シャトーでは4月半ばにはシャトー・ラフィット・ロートシルトがネゴシアン価格(注1)前年比30%ダウンとなる420ユーロ(約4万3千円)で売り出したが、シャトー・マルゴーも前年比40%ダウンの360ユーロ(約3万7千円)となり、値下げ傾向となった。

ちなみにシャトー・オー・ブリオンは45%ダウンの360ユーロ(約3万7千円)、シャトー・パルメは25.6%ダウンの160ユーロ(約1万7千円)、ハートのエチケットで有名なシャトー・カロン・セギュールは40%ダウンの39.6ユーロ(約4千円)となった。

とはいえ、09、10年と大幅な値上げが続いたせいで、マルゴーは市場の06、04年の取引価格を上回る。オー・ブリオンも品質的に同等の08年の取引価格と差が付いていない。値下げが不十分との見方が、各国のワイン商に広がっている。1級シャトーでは、プリムール離脱を表明したラトゥールとムートン・ロートシルトがまだ売り出していない。

注1:
ボルドー地方ではシャトーのオーナーが価格を決めるのではなく、ネゴシアン(ワイン商)やクルティエ(仲買人)が競りのような形でワインを買い付けます。そのため、ヴィンテージやジャーナリストの評価を加味した上で、価格が決定することになります。

【参考:読売新聞】

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