ブルゴーニュの名門メゾン・ルイ・ジャドは、新タイプのデイリーワイン「コトー・ブルギニョン」を、世界に先駆けて日本で発売。
AOCコトー・ブルギニョン(Coteaux Bourguignons)は、フランスのINAO(国立原産地・品質研究所)が2011年11月24日に認定した新しい原産地呼称。
生産地域はオーセロワからボジョレーまでのブルゴーニュ全域。地域内の葡萄であれば複数品種のブレンドが認められる。ブルゴーニュ・グラン・オルディネールに代わり、よりポジティブな位置づけとされる。赤、白、ロゼと生産可能。
コトー・ブルギニョンはピノ・ノワールにガメイをブレンドできるブルゴーニュ・パストゥグランと似ているが、パストゥグランはブレンド比率が決められ、かつ同じ地区でつくられた葡萄しかブレンドすることが認められていない。しかし、コトー・ブルギニョンは、100%ピノ・ノワールでも、100%ガメイでも問題ない。さらにコート・ドール地区とボジョレー地区の葡萄のブレンドも可能。
ブレンド比率も産地も、各社の考え方次第の、自由なワイン となる。
ルイ・ジャドの2011年ヴィンテージの白は、ブルゴーニュ地方のシャルドネと厳選されたコート・シャロネーズ地区のアリゴテのブレンド。赤はコート・ドールのピノ・ノワールとボジョレーのガメイのブレンドで、比率はシークレットとのこと。筆者が飲んだ印象ではガメイ比率がかなり高いと思われる。
【参考:読売新聞 / 日本リカー様資料】
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