着々と事務仕事をこなしている。
税金絡みの書類の作成も終了し、どうにか一段落。
週末からの仕事に影響が出なくてよかった。
さて前回はイタリアの赤ワイン、バローロを紹介したが、今回はアマローネだ。
アマローネはイタリアを代表する高級赤ワインのひとつ。
収穫した葡萄を陰干しするのが特徴で、とても濃厚で余韻の長いワインに仕上がる。
紹介するアマローネはソアヴェの雄、ピエロパンが生み出す一本。
アマローネ・デッラ・ヴァルポリチェッラの2008年だ。
セパージュはコルヴィーナ60%、コルヴィノーネ25%、ロンディネッラ15%。
インポーターはフードライナー。
価格は7,140円。
ピエロパンはイタリアを代表する白ワイン、ソアヴェのトップ生産者。
100年以上に渡り白ワインを極めてきた優良生産者が2006年からアマローネをリリースしているのだ。
ところでピエロパンは震災後に最高級ソアヴェであるラ・ロッカのマグナムボトルを100本寄贈している。
そしてそのすべてに手書きでメッセージを寄せてくれた。
震災後には多くのワイン生産者が日本にワインを寄贈してくれているが、ピエロパンもその心優しき生産者のひとり。
アマローネのファースト・ヴィンテージは2006年。
生産量は5,500本。
2007年は雹の影響でリリースはしていない。
そしてこの2008年はなんと生産量がおよそ1,000本。ファースト・ヴィンテージよりもさらに生産量が少ないのだ。
私は去年、ファースト・ヴィンテージを飲んでいるのだが、素晴らしい出来だった。
色はアマローネとは思えないほどクリアなルビー・レッド。
一見するととてもアマローネには見えないのだが、香り、味わいともに超一級品のアマローネだった。
ブラックチェリーやプラムを思わせる香り。
タンニンもはっきりしており、複雑さがある。
リッチでありながら、力強く優美で繊細。
なんとも魅惑的なワインだった。
あと20年ほど熟成させればさらに魅力が増すだろう。
まぁ待てないことは明白だが。
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