飽くなき情熱とでもいうのだろうか。
それはワインを生み出す人だけではない。”見つけ出す人”にも必要な資質なのかもしれない。
今夜のスパークリングはそんな人々に見染められた一本だ。
南フランスの西部、ルーション地区の小さな村にトータベロワーズ協同組合という造り手がある。
そこからさらに西、スペイン国境近くのモーリー地区はシスト土壌で水捌けもよく、フランス最古のワイン産地としても知られている。
そこで育つ葡萄は鉄分や多くのミネラルを含み、厚みのある上質なもワインに仕上がる。
そんな協同組合で造られた名もなきワインを見出したのが、インポーターのディオニー。
そして同時に「名付け親」でもある。
それが以前にこのブログでも紹介した『ラ・パッション グルナッシュ』だ。
日本でも人気のアイテム。
そして満を持して登場したのがラ・パッションシリーズのスパークリング、
ブル・ド・パッションのブリュットだ。
価格は催事で1,680円だったと思う。
ブレンドはユニ・ブラン40%、コロンバール30%、マカブー30%。
色調はやや深い麦藁色。
果実味が強く、最初に感じるのはイースト香。
追いかけるように柑橘系の香りとバーブの香りがあり、後味には伸びやかな酸味がある。
これからの時期に料理と合わせる一本としては最適ではなかろうか。
見た目は可愛らしいが、その実力は本物。
ちなみにこのエチケットはシリーズごと、さらにはヴィンテージごとに異なる。
現地のデザイナーの作品かと思っていたが、ディオニーの女性スタッフが描いたものらしい。
太陽や月、自然というものがモチーフにされている。
なんとも愛着の湧くデザインだ。ワインに対する愛を感じる。
「葡萄踏み」をするデザインや「月と自転車」に乗るデザインもあるが、個人的には「太陽と月が手を取り、グラスを持っている」デザインが好きだ。
私は密かにコレクションしようとしている。
みなさんもお気に入りのエチケットを探してみるといい。
さて情熱を持って造りだし、情熱を持って見つけ出したワインだ。
私も情熱を持って楽しむことにする。

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- The Story of English Wine
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今晩、我が家では、この「ラ・パッション グルナッシュ」を軽く飲み干したところでした。ちょうど黒須慧さんのブログを拝見したら、あれ・・・同じ・・・?とびっくりしたところです。赤は何回か飲んでおりますが、泡も出たのですね!ぜひ探して飲んでみたいと思います。本当に偶然。写真も撮ったのですが、コメントでは送れないのですね。私のブログで紹介することにいたします。これからも、いいワインのお話、楽しみにしております。
2011年5月6日 23:34 | nonnon
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>nonnonさん
凄い偶然ですね(笑)
グルナッシュ美味しいですよね。私も好きです。グルナッシュのV.V.もいいですね。
泡も美味しいですよ。
ぜひ試してください。
2011年5月6日 23:59 | 黒須 慧