さて連勤を嘆いたところでどうにもならない。
とりあえずワインでも飲んで気を紛らわせることにする。
困ったときは酒に逃げるに限る。
今宵のワインはアルゼンチンのスパークリング、
ロス・アロルドスのエクストラ・ブリュット 。
先日の催事で購入したものだ。
付け合わせはロースト・ビーフの切り落としを角切りに。
浅葱を合わせて、ホース・ラディッシュを添えた。
ワインのインポーターはロイヤルリカー。価格は12本10,000円で購入したうちの一本。
一本換算だと875円。
ちなみに定価は1,890円だ。
ここまでくると笑いすら込み上げてくる。いい買い物だ。
ここ数年、アルゼンチンのワインの輸入量も増えてきている。
中でもこのロス・アロルドスというメーカーは品種も多く、低価格だがクオリティは高い。
何本か品種違いで購入しているので、少しずつ紹介していくことにしよう。
ロス・アロルドスはアルゼンチンはメンドーサのワイナリー。
このエクストラ・ブリュットのスパークリングはシャルドネ、シュナン・ブラン、ソーヴィニヨン・ブランのブレンド。
正直、ソーヴィニヨン・ブランの印象はやや薄いか。
柑橘系のニュアンスが強く、後味にグレープ・フルーツ・ピールのようなほろ苦さが残る。
果実味が強いだけに味わいがダレなくていい。
エチケットにはワインボトルを持ちグラスを掲げる天使が描かれている。
業界では密かに”酔いどれ天使”と呼ばれるキャラクターだ。
天使にも飲みたいときがあるのだろうか。
酒を飲むほどストレスが溜まるようなら、きっと第三位階第九階級の最下層天使、エンジェルだろう。
第一位階第一階級の熾天使、セラフィムあたりにパシられているのかもしれない。
どの世界でも下っ端はきっとツライのだ。
やはり天使にもサラリーマンにも息抜きは必要だ。
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