オーパス・ワンの東の隣人『Franciscan Oakville Estate 2007』

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: 2011年9月12日 | ワイン | コメント/トラックバック (0)

オーパス・ワンの東の隣人『Franciscan Oakville Estate 2007』

＝ワインを楽しむためのワインブログ＝

今回の催事で以前にも仕事で扱ったアイテムが陳列されていた。

なかなか美味しいワインなのだが、そういえば紹介していなかった。

これも何かの縁だろうか。

せっかくなので紹介したいと思う。

上質なカベルネ・ソーヴィニヨンが好きな方は注目だ。

紹介するのはナパ・ヴァレーのワイナリー、フランシスカン。

このほど全米ナンバーワンのカベルネに選ばれたらしい。

それは知らなかった。

フランシスカンはナパ・ヴァレーでもっとも由緒あるワイナリーのひとつ。

オークヴィルに240エーカー畑を所有している。

ロバート・パーカーも称賛し、ヒュー・ジョンソンはエリア屈指の造り手と三ツ星をつけた。

そのオークヴィルの中心部には垂涎の一級ワイナリーがひしめいている。

フランシスカンの取り囲む畑のひとつがオーパス・ワン。

さらにシルバー・オークやベリンジャー、ロバート・モンダヴィと名を連ねる。

どのワイナリーも非常に高級なアイテムだが、フランシスカンは安い。

今回は催事価格で2,520円。

前に仕事をした時は3,000円ちょっとだったことを考えるとかなり安くなっている。

インポーターはアコレード・ワインズ・ジャパン。

コンステレーション・ワインズからワイン事業を引き継いだ。

セパージュはカベルネ・ソヴィニヨン87%、メルロー11%。

残りの2%にはカベルネ・フランとプティ・ヴェルド、マルベックがブレンドされている。

熟成はオーク樽で17ヶ月だ。

色調は深い深紅。

豊潤でスケールの大きい香りの中心はカシス、そして苺ジャム。

ベリー系の香りに加え、ドライフルーツや熟したプラムに似た香りがある。

厚みがあり、濃厚。

酸は穏やかで、タンニンは丸みがある。

余韻も長く、チョコレート香が感じられる。

ここまで造りこまれたナパのカベルネはなかなかこの価格では楽しめない。

この価格なら手が出ないことはないだろう。

たまには勇気を出してみてはいかがだろうか。

少しずつ暑さも落ち着きをみせてきた。

秋らしさが漂い始めるのももうすぐだろうか。

秋への準備にナパの上質なカベルネを。