コンゼルマン メト・ド・クローズ

 

やっと18連勤が終了した。

元日の初売りからはじまり、お歳暮のギフト解体セール。
怒涛の催事が一段落した。

一月も終わろうとしているが、いまだに正月がきた気がしない。
いかがなものか。

このところデイリーワインばかり飲んでいたが、たまにはちょっといいものを飲みたい。

年末の大掃除から難を逃れたワインたちを一瞥し、とある一本に目を付けた。

 
引っ張り出したのはカナダの辛口スパークリング。

コンゼルマンのメト・ド・キュヴェ・クローズ・リースリングだ。


昨年の夏ごろにとある催事に買い物にいったときに紹介してもらった一本。
久々に満足感の高い泡を見つけたと思った。

インポーターはイレブンインターナショナル。
催事価格で3,150円。

 
コンゼルマン・エステート・ワイナリーはカナダのオンタリオ湖湖岸に位置する。

初代はドイツで創業したワイナリーで、その後、高品質のワインを造るためカナダに移住。
気候条件や畑の土壌などを詳しく調査した結果、オンタリオで操業することになる。

“良いワインは、ブドウ畑で造られるのである”という信念のもと、自然農法を取り入れた葡萄から造られたワインの品質は高い。

もちろんメインは数多くの受賞歴をもつアイスワインなのだが、辛口のスパークリングも素晴らしいのだ。

 
かなりガス圧が強く、泡の持続力もある。
しかしながらキメの細かい泡なので、口当たりは思いのほか柔らかい。

色調は限りなく透明に近い黄金色。

リースリング100%から造られるので、綺麗な酸味と香り華やかな果実感のバランスがいい。

ブラインドで飲んだらカナダワインとは誰も思わないだろう。

生産量が少ないらしいので、興味のある方は見つけたら迷わず手にした方がいい。

 
しかし、18連勤のご褒美が3,150円のスパークリングというのは我ながら器が小さい。

 

明日はもう少し考えよう。

 

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