シャプティエバニュルス | ワインブログ飲んではハイに醒めては灰に

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: 2012年2月1日 | ワイン | コメント/トラックバック (0)

南仏の天然甘口赤ワイン『M･CHAPOUTIER BANYULS 2009』

ワインを楽しむためのワインブログ

あっ、という間に2月になってしまった。

気が付けばバレンタインも近い。

また忙しい日々が始まる。

この時期になると各百貨店でもバレンタインの特設ブースが建てられる。

そしてお酒売り場では

「チョコレートに合うワインはありますか？」

というお客様からの質問が増える。

当然、我々も色々な組み合わせを試し、好みや予算に応じてワインをお勧めするわけだ。

せっかくなのでその中から少しだけチョコレートに合うアイテムを紹介しよう。

それは”バニュルス”だ。

（写真はミシェル・シャプティエのもの）

バニュルスは南フランスのルーション地区で造られる酒精強化ワイン。

”ヴァン・ド・ナチュレ”とも呼ばれ、天然の甘さを残して造られる。

味わいはポルトガルのポートワインをやや軽やかにした感じだ。

（実際バニュルスにはいろいろな製法やランクがあるので注意）

バニュルスはグルナッシュを主体として造られるのだが、アルコール発酵の途中でブランデーを添加し強制的に発酵を止めることで葡萄が持つ天然の甘さが残る。

色調はやや濃いめの赤紫。

カシスやフランボワーズのリキュール、ドライフルーツやカカオの香りがある。

ビターなチョコレートとの相性もいい。

試しにカカオ86%のチョコレートと合わせたが、さすがにカカオが勝ってしまった。

カカオ70%くらいのチョコレートと合わせるとベストだろう。

ちなみにミルクチョコレートと合わせると頭痛を起こしそうなほど甘くなるのでやめたほうがいい。

酸味のあるイチゴと合わせるものオススメだ。

バレンタインまであと2週間。

男性諸君は落ち着かない日々を過ごしてほしい。