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正直なところ、日本ではあまりロゼワインの人気がない。

不思議とロゼ・シャンパーニュになるとみんな有難がるのだが、スティルワインのロゼは敬遠される。

ロゼ好きの私は常々かわいそうだな、と思っている。

店頭で試飲をしていても、みなさん口をそろえて

「ロゼって甘いんでしょ?」

と言う。

しかもロゼというだけで試飲すらしてもらいないこともある。

ついでに言うならば、ちょっとワインをかじった方なんかは、ロゼワインをかなり格下扱いしている。

しかし、これが泡ものになると格上扱いになる。

私には不思議で仕方がない。

恐らく、恐らくだがポルトガルのマテウスのせいではないだろうか、と私は思っている。

マテウスのロゼは日本ではサントリーが輸入している。

マテウスを造るソグラペ社はポルトガル最大のワリナリーだ。

世界130カ国に輸出されている。

ほんのり甘く、微発泡のマテウスは日本では初心者向けワインとして人気がある。

それに次いでフランスのロゼ・ダンジュが「ロゼ = 甘口」という方程式を決定づけてしまったのではないだろうか。

しかし辛口のロゼワインは食事にも合うし、素晴らしいのもの多い。

しかも低価格で楽しめるのだ。

個人的にはロゼワインを上手に楽しめる人はカッコいいと思う。

このブログを読んでくださっている方には素敵な紳士淑女でいてほしい。

というわけで、前置きが長くなったが本日のワインは辛口のロゼワインだ。

紹介するのはフランス三大ロゼワインのひとつ、プロヴァンスの辛口ロゼワイン。

ちなみに他のふたつはロワール地方の”ロゼ・ダンジュ”、そしてローヌの”タヴェル”だ。

(ブルゴーニュのマルサネのロゼという説もある)

中でもプロヴァンスのロゼは「バカンスのワイン」とも呼ばれ、多くの旅行者にも楽しまれているのだ。

これを飲まない手はない。

なかなかバカンスを満喫できない方は気分だけでも味わってもらいたい。

が、少々前置きが長くなったので、本編は次回に持ち越すことにする。

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