今回紹介するのはイタリアの微発泡赤ワインのランブルスコだ。
いきなりで申し訳ないが、個人的には好きなワインではない。—いや嫌いといって差支えない。
仕事柄、ある程度の数の試飲はしてきたが、美味しいと思えたアイテムは皆無だ。
そもそも口に合わないのだから仕方がない。
しかし仕事先で初めてこれはと思うアイテムに出会った。
そして迷わず購入に踏み切った。
ランブルスコとはイタリアのエミリア・ロマーニャ州で造られる微発泡赤ワイン。
モデナ周辺のポー川流域で栽培されたランブルスコ種単一で造られる。
味わいは甘口から辛口まであるが、国内に入っているものは甘口からやや甘口のものがほとんどだ。
濃い味付けの料理や生ハムやサラミなど脂肪分のある料理と好相性。
トマトソースと合わせても美味しい。
よく冷やした方がいい。
そしてこのワインを届けるのがボローニャにある老舗食材店タンブリーニだ。
ハムやチーズをはじめ、惣菜などを扱う。
エノテカ(ワインを主体にした軽レストラン)を併設し、生ハムやチーズをつまみながらワインを楽しめる。
実はこのタンブリーニがすでに国内に進出している。
渋谷西武をはじめ池袋西武などに出店し、ワインやチーズだけではなくグロッサリーなども扱っている。
気軽に本場イタリアの味が手に入るのだ。
残念ながら今回はタンブリーニの生ハムは手に入らなかった。
仕事帰りの時間ではさすがに店が閉まっていた。
地元の駅ビルで安物のバゲットを購入。
ポークパテ、そしてシーザーサラダと合わせることにした。
簡単だが幸せな食卓。
やはり好き嫌いしてはいけない。
みすみす素敵な出会いを逃すことになる。
久々にテキーラでも飲んでみようか。
—いや、やはり苦手なものは苦手だ。無理はするべきではない。
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イタリアといえばイエルマンの白飲んでみたいです。
飲んだことありますか(・ω・)?
2010年4月23日 11:23 | スピカ☆
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>スピカ☆さん
シャルドネを筆頭に好評価ですね。赤が有名なイタリアですが、高級白ワインの代名詞ですね。
最初はイエルマンて読めませんでした。
正規輸入はエノテカさんでしたかね?今度エノテカのスタッフに相談してみます。
2010年4月23日 22:59 | 黒須慧