飲んではハイに 醒めては灰に                          =今宵のワインを楽しむためのワインブログ=-コーヒーウォッカ coffee-vodka
何事もなく、誕生日は過ぎていった。

仕事を終えて地元の駅に着いたのが、23時。

直前に降り出した雨はみぞれになり、家に着くころには雪になった。

何事もないところまでは予定通りだったが、雪までは予定になかった。

まぁ空からの贈り物、ということにして納得する。

今宵の酒は本当なら昨夜に紹介する予定だったが、仕事の都合で一日ずれこんでしまった。

そのアイテムは自家製のコーヒー・ウォッカだ。

その名の通り、コーヒーの香りをつけたウォッカ。

バーでも稀にオンリストされたりしているが、各店ともに個性があって面白い。

今回は誕生日も近かったので、贅沢に仕込む。

自分への誕生日プレゼントだ。

ベースのウォッカはスミノフの赤

ウォッカ単体ならフィンランディアが好きだ。

しかし、コーヒー・ウォッカにするなら丸みのあるフィンランディアよりもシャープなスミノフが合うだろう。

コーヒー豆はブルーマウンテンのトップグレードである№1。

完成のイメージに近づけるため、生豆を通常よりも20秒ほど長めにローストしてもらった。

価格は生豆100gでおよそ1,700円。

ロースト後にはカサが減るので、85g程度だ。

正直、ウォッカよりもコーヒー豆の方がはるかに高い。

造り方は簡単だ。

ウォッカにコーヒー豆を漬け、冷暗所で3~4日。

そして色と香りをウォッカに引きだしたら、コーヒー豆を取り出す。

あまり長く漬け込むとエグ味がでるので、好みのタイミングを逃さないのがポイントだ。

今回は豆を取り出したあと、香りに厚みを出すため新しい豆を一日だけ漬けた。

グラスに注ぐとコーヒーの芳醇な香りが立ち昇る。

コクと苦味のバランスもイメージに近い。

後味の余韻も長く、酸も穏やかだ。

どうやら仕上がりは上々のようだ。

あとひと月も寝かせればアルコールの角も丸くなってもっと上品に仕上がるだろう。

バレンタインには早いが、せっかくなのでスイスのレダラッハのチョコレートを合わせることにした。

グラン・クルーは板チョコの間にガナッシュを挟み込んだ傑作。

ウィスキーにも合うが、コーヒー・ウォッカにもいい。

誕生日くらいこんな贅沢もいいだろう。

しかしバレンタイン・チョコまで自分で用意するようになったら終わりだ。

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  5. 最果ての蒸留所。
コメント一覧
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    毎日毎晩です。
    かっこ笑


    2011年2月10日 15:00 | 小林原二郎

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    >小林原二郎さん
    飲み過ぎには注意してくださいね。


    2011年2月10日 18:00 | 黒須 慧

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    ウオッカにコーヒー豆を漬けるのですか
    知らなかった…
    試してみたくなりましたが 取り出しのタイミング?
    たぶん外すだろうな…
    豆は好みのキリマンジャロが良いか
    酸っぱくなりそうな気もするし
    なにより想像で終わってしまうと思います
    情けなくもm(_ _)m


    2011年2月13日 00:55 | Tom Scotta

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    >Tom Scottaさん
    タイミングは難しくはないですよ。
    4日くらいで浮いてたコーヒー豆が沈むので、そしたら味をチェック。
    あとは豆の種類にもよるのですが、風味を強くするならあと数日。でも漬けすぎはNG。
    最初はウォッカのミニボトルとかで試すのがいいかもしれませんね。
    豆がいいですが、挽いたものなら市販の紅茶用の茶葉パックにいれてもできるかも。
    たぶん数時間で平気でしょう。


    2011年2月13日 10:03 | 黒須 慧

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