エンツォ・ボリエッティ バローロ

 

横浜での催事も無事に終了。
出品アイテム数も非常に多く、多くのインポーターさんのお話も聞けて勉強になった。

ビジネスホテル暮らしもようやく終わり、溜りに溜まった事務仕事をこなさなければならない。
やはりホテルにパソコンを持ち込むべきだったろうか。

まぁそれはさて置き、素晴らしいアイテムの情報も増えたので、徐々に紹介していきたい。

せっかくなので一本目はちょっといいワインを。
あまり季節に合っている訳でもないのだが、そのポテンシャルは高い。

知っておいて損はないだろう。

それはイタリア最高峰赤ワインのひとつ、バローロだ。

バローロはイタリアはピエモンテ州のバローロ村とその周辺の村で生産される赤ワイン。
ネッビオーロ種100%で造られ、非常に重厚で余韻の長いものが多い。(近年はその限りではないが)

”ワインの王であり、王のためのワイン”ともいわれる。

今回のバローロはエンツォ・ボリエッティフォッサティ2007年

インポーターはフードライナー。
価格は8,925円。

もともとボリエッティ家は栽培した葡萄をピエモンテの生産者に販売していたのだが、1991年からラ・モッラ村で創業。
その品質の高さからファースト・ヴィンテージから瞬く間に評判となり、一躍、注目のワイナリーとなった。

フォッサティはバリックで15ヶ月熟成後、大樽で15ヶ月熟成。
さらに瓶内で8ヶ月熟成される。

色調はややオレンジがかったルビーレッド。

抜栓直後はまったく開いておらず、一日経ってどうにかその片鱗が垣間見えた。
当然ながら2007年では若く、飲みごろまでは程遠い。

あと10年は待たないと本領を発揮することはないだろう。

それでもプラムや上質なカカオの香り、複数のスパイス香が感じられる。
余韻も長く、深い。

ネッビオーロが苦手な私でもそのポテンシャルの高さに閉口してしまった。

10年後にもう一度、試してみたい。

が、その頃には手が出せない価格になっているだろう。

 

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